思えば遠くに来たもんだ

このコーナーでは、森小路教会の教会員の方で遠方から大阪に来られ、現在は、森小路教会で礼拝を守っている方々を紹介します。

『岡山から来ました!』

N.M.

岡山市の郊外にある家から最寄駅まで徒歩7分。国鉄(当時)で岡山駅まで15分。教会まで歩いて15分。駅から岡電の路面電車に乗ればもう少し早く着く。所要時間はさほどではないが、子どもの頃は一時間に一本の電車。朝と夕方は一時間に二本。9時からの教会学校に間に合うためには、8時台の早い方の電車に乗らなければ間に合わない。遅い方に乗ると、5分ほど遅れる。礼拝に遅れて入るのはなんだかきまりが悪い。さらに遅れると、10:15開始の礼拝に行く両親と一緒に9時台の電車で教会へ。小学生の頃は親を待つ間近くの公園で遊んだり、帰りに家族でデパートや美術展に行ったりするのが楽しみだった。中学になったら、毎日の電車通学がしんどくて日曜位家で過ごしたかったし、クリスマスや遠足も本当はそんなに行きたくなかったけれど、先生たちが一生懸命準備して何とか楽しくしようとして下さっているので、休んでばかりはできない。高校生の時は色々理由を言って、結構休んだ。地元の女子大に進学したイースターに信仰告白。牧師先生は、日曜日に活動のあるクラブに入らないよう言われた。そして、教会学校教師の奉仕が与えられ、できるだけ日曜日に教会を休まないで今日に至っている。

大阪は便利だ。地下鉄に私鉄、環状線などちょっと待てば次が来る。時刻表とにらめっこしなくても出かけられる。今の自宅からは自転車で教会に行ける。礼拝後、電車や車で神戸や奈良、京都へ会合に出かけることも苦にはならない。近くに同じ志の教会も多くある。岡山のような地方とは大違いだ。恵まれていると思う。

高1の時全国連合長老会の高校生修養会で森小路の人とも出会っていた。当時の永井牧師は先輩達の言うとおり麦藁帽にランニングシャツ、短パン姿だった。あの時には森小路の会員となるとは思いもよらなかったけれど、こちらに来て20年を超えてしまった。これからも大阪の今市商店街の中にある森小路教会の兄弟姉妹と、共に毎週の礼拝を捧げて行きたい。

『熊本から~思えば遠くへ来たもんだ~』

N.Tさん

19歳の時に郷里の熊本で洗礼を受けました。その後結婚して夫の転勤に伴い、新潟・広島・京都・横浜・和歌山、そして大阪に来ました。各地の教会で楽しい時を過ごさせていただいたおかげで教会生活を続けてこられたと思っています。ほんとに、流れ流れて遠くに来たもんだ!